「女子中高生夏の学校〜科学・技術・人との出会い〜」(以下、夏学)は、女子中高生が理工系の研究者や技術者、大学生・大学院生との交流を通じて理工系分野への興味や関心を高め、進路選択やキャリア形成について考えを深める2泊3日の合宿型プログラムです。
会場は埼玉県嵐山町の国立女性教育会館(以下、NWEC)で、2024年8月10日(土)から12日(月)にかけて開催されました。女子大学生・大学院生のTA(以下、学生TA)40名と、理工系分野の学会や企業から集まった220名以上のスタッフが運営に携わり、全国25の都府県から参加した116名(中学3年生22名、高校1年生51名、高校2年生35名、高校3年生8名)の女子中高生に対して、理工系の魅力を伝えました。
参加生徒からは、「他の人の目標や夢を追う姿に勇気づけられたし、友達もたくさんできたし、生き生きしている大学生や大人の方々を見て自分もそのようになりたいと思えました。社会に出ることに不安を感じていたけど今は少し楽しみです。」というような素敵な感想がたくさん届きました。三日間という短い期間ですが、理工系分野で活躍するたくさんの研究者・技術者と交流して深く理工系分野の魅力に触れ、さらに将来の自分の具体的な姿をイメージすることで、不安の軽減や自信をつけることにつながったように思います。
これまで夏学は、会場であるNWECと共に20年間の歴史を紡いできましたが、今年はNWECでの最後の開催となりました。現在、来年に向けて準備を始めていますが、新たな会場に合わせ、開催形態やプログラム内容など、夏学自体も変化が求められるかもしれません。
夏学はこれまでも、女子中高生を応援する関係者たちの温かい想いに支えられて、NPO法人化やコロナ禍のオンライン開催など、さまざまな局面を乗り越えてきました。
皆様へは、この度の温かいご支援にお礼を申し上げると共に、女子中高生たちの未来のために、ぜひ、今後とも継続して夏学へのご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
詳細は報告書を下記よりダウンロードしてご覧ください。