夏学のあゆみ

全てのみなさまへ

「女子中高生夏の学校(夏学)」のあゆみ 〜夏学のこれまで〜

女子中高生夏の学校(夏学)は2005年にスタートし、科学技術振興機構(JST)、国立女性教育会館(NWEC)、男女共同参画学協会連絡会などをはじめとする様々な団体、企業、個人のご支援をいただきながら、国内最大級の女子中高生の理系進路選選択支援事業として、これまで発展してきました。

夏学の歴史

2005年

夏学開始、多様な学会や協会が参加、国立女性教育会館(NWEC)での合宿、女子大学生・大学院生のボランティアが夏学に集まりました。

2006年

体験プログラム(実験など)合宿が2泊3日になりました。

2007年

実験の数が増えました。交流促進プログラムや、学生企画「サイエンスかるた」「サイエンスバトル」も始まりました。

2008年

サイエンスアンバサダーの開始、中学3年生の参加が始まりました。国際交流プログラム、夏学タイムズの発行。

2009年

メンター制度、保護者・教員プログラムの開始。

2010年

ロールモデル集を作成しました。学生企画「サイエンスかるた」に代わり、「才媛双六」が登場。

2011年

震災による節電要請で合宿は開催できませんでした。土木学会の協力のもと、1日だけの夏学開催となりました。

2012年

NWECでの合宿研修を再開しました。

2013年

応募者が220人を超えました。国際交流がスカイプを使ったバーチャル対面からリアルな対面に変わりました。

2014年

夏学のサブテーマを「科学・技術・人との出会い」へ変更しました。新学生企画「i-future ~理系人生を体験しよう」が始まりました。

2015年

2014年に続き、一体感型実験を3日目に実施。

2016年

1日目のキャリア講演にパネルディスカッションを加えた「Cross Road」、キャリアプランニングポスター発表会名護の学生企画が登場。留学生TAと話す国際交流企画もさらに充実。

2017年

メンター希望者が60名を超えました。Gender Summitや日中韓女性科学者技術者リーダース会議では、実行委員長と学生企画委員長が共同で、英語で夏学を紹介しました。

2018年

JSTの補助事業から独立。2018年末にはNPO法人女子中高生理工系キャリアパスプロジェクト設立。

2019年

男女共同参画学協会連絡会の協力の下、NPO法人女子中高生理工系キャリアパスプロジェクトとNWECのダブル主催にて開催。

2020年

コロナ感染予防のため、合宿研修を中止。学生企画委員中心にオンラインで開催。

2021‐2年

コロナ感染予防のためオンラインにて開催。できるだけ合宿のプログラムを取り入れ、10数種類の実験・実習、40ほどの団体のポスターとキャリア相談を含め、キャリア講演、キャリアプランニングを2日間で実施。

2023年

4年ぶりの現地開催。15種類の実験・実習、36団体のポスターとキャリア相談を含め、キャリア講演、5つの学生企画を3日間で実施。

夏学には、毎年日本全国から100名前後の女子中高生と教員、保護者が参加してくださっていますが、2泊3日の合宿期間中に開催されるプログラムについては非常に高い満足度をいただいています。

また、夏学はみなさんのこうした期待に応えるべく、毎年プログラムの拡充を図ってきました。しかし、近年では様々な事情により、開始当初から続く主要プログラムに絞っての開催となっていますが、それでも毎年定員を大きく超えるお申し込みを頂いている点は、この事業の誇るべきところかと思います。

このような背景の元、2018年12月には「夏学を今度も継続させたい」という皆の強い思いから、NPO法人女子中高生理工系キャリアパスプロジェクトが設立されました。

さらに、この法人化を節目に、これまでの夏学の歴史を振り返る「夏学14年のあゆみ」を発刊いたしました。

小誌が、今まで夏学の運営に関わってきた多くの人々に対する感謝状となり、これから夏学に関わる方の手がかりになることを祈っています。

同時に、今まで夏学をご存知ではなかった方に夏学を知っていただき、今後我々への支援をご検討いただけますと幸いです。

2023年11月21日

NPO法人女子中高生理工系キャリアパスプロジェクト
代表理事 永合由美子

※「夏学14年のあゆみ」は下記よりダウンロードいただけます。冊子をご希望の方は1,000円にて販売しておりますので、お手数ですが事務局(office@gstem-cpp.or.jp)までご連絡ください。