夏学2018の報告

全てのみなさまへ

「女子中高生夏の学校2018〜科学・技術・人との出会い〜」の報告

「女子中高生夏の学校(夏学)2018」は、2018年8月9日(木)から8月11日(土)の間、全国から117名の女子中高生(以下参加者)、26名の大学生・大学院生スタッフ(以下学生TA)、理系分野の学協会、大学、高校および企業から200名以上が実行委員やプログラムスタッフとして参加し、国立女性教育会館にて開催されました。

 

 夏学1日目(8月9日)

台風13号の影響が心配された1日目でしたが、幸いに大きな影響はなく、予定より2時間遅れの15時から夏学2018の1日目が始まりました。

開校式では、夏学2018の実行委員長を務める芝浦工業大学大学院理工学研究科教授の山本文子先生からの開会宣言、3日間の会場である国立女性教育会館理事長の内海房子理事長のごあいさつ、オリエンテーションなどがありました。

その後の「キャリア講演」では、日本ロレアル株式会社リサーチ&イノベーションセンターの増本知里さん、パシフィックコンサルタンツ株式会社サービスプロバイダー推進本部の石崎晶子さんよりご講演を頂きました。

お二人ともご自身の学生生活までに遡って、進路選択や会社への就職、その後の仕事や家庭生活に至るまで詳しくお話を頂きました。

並行して、お二人の講演を聞きながら、講師のキャリアモデルをワークシートに書き起こしてみることで、将来理系で学ぶことや、理系の職業に就くことの意義や価値を学生TAやグループのみんなで共に考える、学生企画の「リケ情熱大陸」が行われました。

夕食を挟んだ後、グループで協力してスタンプラリーに挑戦しながら、学生TAが出題する課題やクイズに答え、グループメンバーの親睦を深める「サイエンスバトル!?」が会場全体を利用して行われ、夏学1日目は無事に終了しました。

 

 夏学2日目(8月10日)

夏学2日目の午前中は、17の学協会や企業のみなさまのご協力のもと、それぞれのグループに分かれて「実験・実習」が行われました。

どのグループの実験・実習でも、参加者が課題に真剣に取り組む姿が見られました。

夏学2日目の午後は、42の学協会や企業のみなさまのご協力のもと、3つの会場に分かれて「ポスター展示・キャリア相談」が行われました。

参加者のみなさんは、多種多様な科学技術の魅力や、研究者や技術者として働くことの醍醐味を、日本全国から参加した研究者・技術者から直接説明を受け、また参加者からも質問をすることでお互いの交流を深めました。

さらに、その後の学生企画「Gate way」では、研究分野やテーマごとに約20のブースに分かれ、参加者のみなさんからの質問や進路・キャリア選択に関する様々な相談に、現役の研究者・技術者たちが個別に応じました。

 

 夏学3日目(8月11日)

夏学3日目は、参加者のみなさん全員が夏学の3日間で自らが経験したことをもとに、各自のキャリアプランをポスターにまとめて発表し、仲間と共有しました。

それぞれが自分の将来に向けて、具体的かつ希望に溢れるプランを立てることができました。

その後の振り返りでは、まず学生TAのみなさんがまとめた夏学ダイジェストが上映され、また、参加者のみなさんには、グループ賞と企業や団体からご提供頂いた記念品が贈られました。

そして、いよいよ夏学2018最後のプログラムとなった閉校式では、参加者全員が、夏学での体験や感動を家族や友人に伝える「サイエンスアンバサダー」に任命された後、実行委員長の山本文子先生より、夏学2018の閉校が宣言されました。

閉校後もなお、会場では3日間寝食を共にした仲間との別れを惜しむ姿が見られ、会場のあちこちで記念撮影をする姿が見られました。

 

 夏学2018のプログラム

夏学2018の会期中における詳細なプログラムについて、下記のPDFファイルをダウンロードの上、ご参照ください。

 

 

 編集後記

夏学2018の開催に当たっては、下記のリストにありますさまざまな官公庁、学協会、企業および団体のみなさまから多大なるご支援を頂きました。

 

 

そう遠くない将来、さまざまな職業や立場で素敵に活躍するみなさんに再会できますことを、実行委員メンバー一同心より願っています。

 

2018年8月22日
女子中高生夏の学校実行委員 一同

 

※この度の夏学をご支援いただいた学協会・企業・団体のみなさまには、別途実施報告書をお送りしております。また、公式SNSでも写真付きで同様の内容を掲載しておりますので、適宜そちらもご参照ください。