「女子中高生夏の学校〜科学・技術・人との出会い〜」は
女子中高生のキャリアプラン形成を支援します
リクルート進学総研が2023年に実施した「高校生と保護者の進路に関する意識調査」(高校生1752名が回答)では、進路選択に当たり、相談する相手として「母親」が82%と一位、続いて「父親」47%、「友人」44%「担任の先生」34%という結果になりました。この数年、「父親」の回答が増えているようです。また進路について親子で話すかどうかについて、⾼校⽣では83%、保護者では89%が、進路について「話す」と回答、特に女子高校生では88%が「話す」と回答しています。⾼校⽣に対して、保護者に進路選択についてのアドバイスをしてほしいか尋ねたところ、「たくさんアドバイスしてほしい」が13%、「ある程度アドバイスしてほしい」が55%と、合計68%が「してほしい」と回答しており、特に女子高校生では、「してほしい」が73%に上ったようです。
進路選択に関する保護者の影響は極めて大きく、アドバイスも期待されていることがわかります。また、サンプル数は少ないですが、夏学参加者へのアンケートでも、8割が「母親」を相談相手として挙げていました。このように、進路選択に当たっては、保護者の関わりが大きく影響している実態が浮かびます。
世界が、時代が目まぐるしく変化していく現在、将来にわたって確かなものはあまり多くありません。しかしながら、我々が経験してきたことを元に、中高生にアドバイスをしても必ずしもうまくいくとはとは限りません。だからこそ、どんな環境にも変化出来る芯が強くて、でも、しなやかな精神を中高生のうちに育んでいくことが大切だと思います。その第一歩は、自分で見つけて、考えて、周囲の人と相談して、そして納得して前へ進む力を身につけることでしょう。夏学では、理系に進みたい、進もうかを迷っている中高生に、皆で語り合う場を提供します。どうぞご支援ください。